治らない病気を難病と言いますが、何時になっても痛い、安定しない入れ歯も、命に直接関わりませんが難病のようなものです。
現代日本の常識では、原因を①見つけられない②除去できない からであり、しっかりやれば本当は治るハズ、ということになっています。ゴッドハンドなら、新薬なら治る…。
どうしてそのように信じるのか不思議です。治しているのは自分の体であり、理解しているから治っている訳ではありませんし、必要もありません。
人体、自然は脳の理解を遙かに越えたところにあるのですから。
事故や先天異常を除き、東洋医学では、治らないのは何らかの理由で体がその病気の状態を必要としているからだとの立場をとります。それを薬によって無理矢理抑制するのは原則として危険です。(酷い場合には無理矢理が必要ですが)
難病とはその必要性が何重にも重なり合っているか、特別な強度をもっているものです。治療は逆にどこまで必要度を下げられるかということになります。一つの真の原因除去ではありません。
入れ歯も同じです。ピッタリ作れば上手く…行くとは限りません。