Q1 歯がグラグラするのは歯周病が原因だと言われましたが?
A 歯周病で歯を支える骨が減ったからグラグラする、とよく説明されますが常識的に考えても誤りです。減っても骨が支えているので揺れるはずがないです。
歯の役割は噛むことだけではありません。その歯に対して揺れるような負荷が生じているから揺れるのです。揺れるような状態だと骨も減ります。軟骨が減ったから膝が痛いのではなく、痛む状態では軟骨が減るのと同様です。プラークがほぼ無くても歯が揺れることはよくあります。
但し、骨が殆ど無ければグラグラです。酷い状態を持ち出してはいけません。
Q2 ピッタリ作れば義歯は良く噛めるのですよね?
A 義歯も自分の歯も体の状態が第一の問題となります。体がおかしい人の義歯はどんなに精密に作っても安定しません。
入れ歯名人でも大抵は、上手くいかないと偶然か、あなたの顎の状態が悪いとか患者さんのせいにします。
先日お見えになった方は、義歯が喉に入っていくと訴える変わった主訴でしたが心臓に異常負荷がかかっており、更に体の奥に吸い込まれる妙な状態でした。
二日後にお亡くなりになりました。
Q3 3件病院を変えましたが、口内炎が治りません。癌が心配です。
A いつも同じ場所に出来るのでなければ癌は大丈夫です。なぜ同じ場所だとまずいかというと、常にそこが治癒力低下状態だからです。
東洋医学を使わないとどのような意味で口内炎が出来るのかは分かりません。意味が分かっても根本的理由はなかなか解明できないのですが。
Q4 顎関節が変形しているレントゲンを見せられました。手術が必要なのでしょうか?
A 何処の関節にせよ、変形は原因ではなく結果です。事故や極端な変形でない限り手術は役にたちません。だからといって放置しても大丈夫、悪化しない…とは限りませんデータでは1/3は自然と治る とかいうのがありますが分かり易い症状が分かりにくい他の症状に移行したのかもしれません。
Q5 整体でも顎関節治療を行うようですが歯科とどちらが良いですか?
A 有るレベル以上の整体師は顎関節の重要性、腰とかの他部位の治療に対しての顎治療の有効性を理解していますので顎の治療を行う(行わざるを得ない)のです。どちらでもよいのですが、普通の整形外科医が関節をただのジョイントとしか思っていないように普通の歯科医では軽度の場合以外は役にたちません。